【関連写真】ラウンド中に会話を交わすスピースとマッコイ
スピースは振るわなかったが、それがイコール、大会の盛り下がりに直結しないところが米ツアーの魅力だ。最終日を首位でスタートしたビル・ハースにチャール・シュワーツエルが67をマークして猛追をかけ、プレーオフに持ち込んで1ホール目で鮮やかに逆転勝利。ひとたび、きっかけと流れを掴んだら、勢いは増すばかり。そんな昨今のヤングプレーヤーの強さがシュワーツエルにも、はっきりと見て取れた。
その優勝争いには一歩及ばなかったものの、今大会を盛り上げ、人々の注目を集めた“もっとヤングなプレーヤー"が一人。推薦枠で出場し、大活躍した大学4年生。22歳の米国人アマチュア、リー・マッコイだ。
初日は74と出遅れ、2日目は71でぎりぎり予選を通過すると、3日目は66で一気に9位へ浮上。最終日はスピースと同組となり、スピースが2オーバー、73を喫した傍らでマッコイは2アンダー、69をマークし、単独4位に食い込んだ。
72ホール目を終えたとき、大満足の笑顔を浮かべるマッコイに、スピースが大きな拍手を送りながら近づき、握手を求めた。そのときスピースは、かつての自分の姿をマッコイに重ねていたに違いない。