勝負を決め、ガッツポーズをするダフナー
「勝つためには運も必要」とは、選手たちがしばしば口にする言葉。ファウラーのボールがあちらこちらでカップに吸い込まれていった様子は、まさに運命の神様が味方をしていると思わされる場面だった。
同じ日、米ツアーでも同じことが起こった。「勝つときは、そんなもんさ」とは、キャリア・ビルダー・チャレンジを制したジェイソン・ダフナーが口にした言葉だった。
最終日を首位で迎えたダフナーは好プレーを続けていたが、デビッド・リングマースが猛追をかけ、16番のバーディーで単独首位へ躍り出た。が、ダフナーは慌てることなく16番でバーディーを奪って首位に並んだ。
その直後の17番パー3。ダフナーのティショットは、ややフック回転がかかり、グリーンをヒット後、グリーン左の岩場へ転がり込んだ。ボールは大きな岩と岩の間。打てるのだろうかと心配になるほどのライだったが、ダフナーは器用に打ち出し、ボールはグリーン上を転がっていった。
