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【舩越園子コラム】“流れ”と“自信”でオーガスタを制す

【舩越園子コラム】“流れ”と“自信”でオーガスタを制す

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ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2015年3月30日 13時05分

バレロ・テキサス・オープンを制し、観客の声援に応えるJ・ウォーカー(Photo by Marianna Massey/Getty Images)
バレロ・テキサス・オープンを制し、観客の声援に応えるJ・ウォーカー(Photo by Marianna Massey/Getty Images)
 「バレロ・テキサス・オープン」最終日の終盤は、ジミー・ウォーカー(米国)のワンマンショーみたいなものだった。もちろん、必死の追撃をかけたジョーダン・スピース(米国)の14番から17番の4連続バーディーも見事だったが、そんなスピースの猛チャージをもってしても、さらに先を走るウォーカーを捉えることはできず、最後は4打差。ウォーカーの圧勝だった。

ジミー・ウォーカーのプロフィール

 ウォーカーもスピースもテキサスで生まれ育った選手ゆえ、TPCサンアントニオに詰めかけた観衆は地元のヒーローたちの熱戦に沸き返っていた。だが、ウォーカーの完璧に近いプレーぶりと、この2シーズンにおける成長を惚れ惚れしながら眺めていたのは、テキサス住民だけではなかったはずだ。

 そう、ウォーカーの名前が広く知られるようになってから、まだわずか1年半ぐらいしか経っていないのだ。ウォーカーは昨季開幕戦の「フライズ・ドットコム・オープン」で米ツアーデビューから9年目の35歳(当時)にして、ついに初優勝を挙げた。そして暦が2014年に変わった途端、今度はハワイで「ソニー・オープン・イン・ハワイ」を制し、西海岸ではペブルビーチで勝利を挙げた。シーズン早々に、わずか8試合で一気に3勝。フェデックスカップランク1位に躍り出たウォーカーは米メディアから「地味でうだつの上がらなかった選手の“突然変異”」などと書かれつつ、注目の存在となっていった。

 そういえば、昨季の「フライズ・ドットコム・オープン」を制し、夢にまで見たマスターズに初めて出場が決まったウォーカーは、13年の暮れに友人たちとオーガスタ見学旅行に繰り出し、ゲート前からマグノリアレーンを眺め、身を震わせたのだそうだ。

 ウォーカーの歩みを振り返れば、01年のプロ転向後、下部ツアーで腕を磨き、04年には下部ツアー賞金王へ。翌年、米ツアーデビューを果たしたが、度重なる故障に喘いだルーキーイヤーは年間9試合しかプレーできず、翌年以降はシード落ち、二軍落ち、Qスクール(予選会)へ逆戻り。しかし、08年はQスクール11位で生き残り、09年は賞金ランク125位のぎりぎりセーフで生き残り、以後は徐々に徐々にさまざまな数字を向上させながら、しがみつくように生きてきた。

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