「得るものもあれば、失うものもある」
勝利は逃したが、2位になり、そもそも出場できると思ってもいなかったプレーオフの第3戦進出を決めた。そうやってオギルビーが見せた強さは「何だってゼロよりは大きい」と考えた「無欲の強さ」だったのではないか。
オギルビー自身は忍耐のおかげだと言った。パットがまるで入らなかった2日目と3日目の前半、集中力を切らさず、希望を捨てず、ひたすら耐えて転機を待ったおかげだと彼は言った。
「27ホール待っていたら、そのあと素晴らしいことが起こった。またそうなると思えば、これからも辛い時間に耐えられる」
ベテラン選手たちは、こうやって経験を積みながら、たくましい精神力を培っていくのだろう。