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【舩越園子コラム】行うは難し

【舩越園子コラム】行うは難し

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2014年1月13日 18時14分

「ソニーオープン」で8位タイに入り次々戦の出場資格を得た谷原秀人
「ソニーオープン」で8位タイに入り次々戦の出場資格を得た谷原秀人 (撮影:上山敬太)
 ソニーオープン最終日は大混戦になったが、34歳の米国人、ジミー・ウォーカーが混戦を抜け出し、通算2勝目を挙げた。


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 優勝争いの終盤は見応えのある展開だった。最初に混戦を抜け出して首位に躍り出たのはハリス・イングリッシュ。高い集中力を維持しながらハイレベルなゴルフを見せていたイングリッシュだったが、セカンドショットをバンカーに入れてボギーを喫した15番から一気に流れが変わった。

 バーディチャンスを逃した16番はボギーに匹敵するパーとなった。17番、然り。首位から陥落し、首位を追撃する立場へ後退してしまった以上、攻めない限りは追いつけないし、優勝もできない。その状況が終盤の彼の焦りと苛立ちを倍増させ、あれほど見事で勝利の至近距離まで近づいていた彼のゴルフは、瞬く間に勝てるはずもないゴルフに変わってしまった。そんなイングリッシュの姿を眺めていたら、ゴルフがいかにメンタルなゲームであるか、流れを保つことがいかに大切であるかを痛感させられた。

 ちょうどそのころ、ウォーカーが15番、16番で連続バーディを奪い、イングリッシュと入れ替わって単独首位の座に躍り出た。ウォーカーが持ち前の飛距離と正確性を生かすダイナミックで確かなゴルフを披露する一方で、追撃をかけてきたジェリー・ケリーはどんな場所からでもグリーンに乗せ、ピンに寄せる熟練の技で攻めてくる。その対比が何とも面白かった。そんな対比を楽しめるということが、米ツアーの層が厚いということなのだろうと思えた。

 通算10アンダー、4位タイからスタートし、7バーディ、ノーボギーの見事なゴルフで通算2勝目を達成したウォーカー。初優勝を挙げたのは、つい2か月前。14年シーズンの開幕戦、フライズコム・オープンだった。今大会の勝利は彼にとって通算2勝目であり、今季2勝目。つまり彼は今、ノリノリだということになる。

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