終盤にさしかかるとこんな場面も。後半は風向きがフォローになることが多く、松山も5番ウッドを多用するなど、ドライバーを握らないことが増えてくる。418ヤードの16番のティショットで、手にしたのはアイアン。これにはドライバーショット見ようと待機していたギャラリーから“ブーイング”も巻き起こり、デシャンボーも苦笑いだった。
その16番こそ、まさかの4パットでダブルボギーを喫したが、17番では奥の道路からアプローチで1メートルに寄せてパーセーブ。最終18番ではアイアンで328ヤードをかっ飛ばすも、大きく左に曲がって隣接する1番ホールのギャラリーサイドへ。70ヤードのアプローチが残ったが、これを1メートルにつけてバーディを奪った。
1イーグル・5バーディ・1ダブルボギーの「67」をマークして、トータル6アンダー・18位タイに浮上したデシャンボー。この3日間のドライビングディスタンスは334ヤードで21位とやや低めの順位だが、飛ばし屋の“復活”は多くのファンをうならせた。最終日はどんな打球が飛び出すのか…。
