中島啓太(日体大4年)は出だしからつまずいた。1番はセカンドショットをグリーン手前の小川に落とし、2番はティショットを大きく左に曲げてブッシュからグリーンを捉えられず。3番はおよそ15メートルから3パット。聖地で迎えた初めての全英オープンは、3連続ボギーで幕を開けてしまった。
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「緊張はもちろんありました」。4番のバウンスバックで1つ獲り返したが、聖地セント・アンドリュースでは北風が吹き、アウトコースはアゲンストのホールが続く。「どうしても難しいショットが残ってしまうのはしょうがない」とある程度割り切ってはいたが、今秋にプロ転向を予定している“プロ0年生”としては、このままホールアウトするわけにはいかなかった。
「いいショットも何個か打てたし、とにかく強い気持ちで戦うということを常に頭に入れて、絶対にイーブンまで戻すという気持ちを持っていました」
2オーバーのまま折り返した後半、さらにギアを入れる。まずは10番、12番でバーディを獲ってイーブンに戻す。直後の13番をボギーとしてが、14番でバウンスバックを決めた。