「すでに疲労困憊。今の僕にとって4日間戦うことはものすごく大変なことだ」。実際に前週の木曜日に左手のサポーターが取れたばかりで、ようやくクラブを握ることができた。その翌日にはレンジで40球のボールを打ち、ショットの感触は良く、ヘッドスピードは85m/sを記録した。さらに翌日の土曜日には1時間半のセッションもこなすことができ、全米プロ選手権への出場を決めた。
今週に入り、月曜日にはショートゲームを調整。火曜日、水曜日には9ホールずつの練習ラウンドを行ったが、完全復活とは至らなかった。「きょうは4ホールを過ぎたころから力を失った。手首にこれ以上ダメージを与えたくない。早くプレーをしたいが、この決断は正しい方向に進むものだと信じている」と言い残し、コースを去った。
次戦は次週にデシャンボーの地元の米テキサス州で開催される「チャールズ・シュワブチャレンジ」(5月26〜29日)、もしくはその翌週に米オハイオ州で行われる「メモリアル・トーナメント」(6月2〜5日)を目指すとした。(文・武川玲子=米国在住)
