昨シーズン、米国男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権」を制し、自身初の年間王者に輝いたパトリック・キャントレー（米国）が、きょう3月17日に30歳になった。

ポーカーフェイスのキャントレーが笑った！【写真】

アマチュア時代から、目を見張るような活躍を見せた。2011年は、「全米アマ」で準優勝すると、「全米オープン」で21位タイに入りローアマチュアを獲得。翌週の「トラベラーズ選手権」の第2ラウンドでアマチュアとして史上最少スコアとなる「60」をマーク。翌12年は「マスターズ」では、松山英樹と競ってローアマチュアに。55週連続で世界アマチュアランキング1位に君臨した。

プロ転向後は体の不調に悩まされ、友人の交通事故死を目撃するなど不幸に見舞われたが、17年の「シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン」でプレーオフの末に初優勝。19年「ザ・メモリアルトーナメント」で2勝目を飾った。

翌20年は米国開催となった「ZOZOチャンピオンシップ＠シャーウッド」、21年は「ザ・メモリアルトーナメント」でコリン・モリカワ（米国）とのプレーオフを制して大会2勝目。プレーオフ第2戦「BMW選手権」でシーズン3勝目を挙げると、最終戦の「ツアー選手権」も制して年間王者に輝いた。

冷たいアイスのように冷静で表情を表に出さず、ポーカーフェイスでプレーするため、ついたあだ名は“パティアイス”。松山とは同学年で、世界ランキングは4位（3月13日現在）。今季も「WMフェニックス・オープン」で2位に入るなど、出場6試合で4度のトップ10入りと好調を維持している。初のメジャー制覇＆2年連続の年間王者を目指す。