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松山英樹がアジア人初の快挙 ウッズが衝撃の事故からカムバック、中東の動きも活発化【海外男子ツアー10大ニュース】

松山英樹がアジア人初の快挙 ウッズが衝撃の事故からカムバック、中東の動きも活発化【海外男子ツアー10大ニュース】

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2021年12月27日 11時30分

■スピースの復活、トーマスの暴言
仲のいいジョーダン・スピースジャスティン・トーマス(ともに米国)にとってはさまざまな出来事があった年だった。トーマスは新年早々のハワイ決戦で、パットを外した際の同性愛蔑視発言をテレビカメラに拾われ炎上。謝罪をしたが、スポンサーが軒並み契約解除をする事態へと発展した。一方でスピースは2017年7月以来の勝利を4月の地元大会で果たすと完全復活。11月には第一子の長男が誕生したことも発表した。

ザンダー・シャウフェレ東京五輪で金メダル
祖父母が東京在住のザンダー・シャウフェレ(米国)が、東京五輪で金メダルを獲得した。日本にゆかりがあり、実はプロ転向後初の出場試合も日本だったシャウフェレだが、五輪が無観客となったため、祖父母の前で優勝できなかったことを悔やんでいた。10月の「ZOZOチャンピオンシップ」で再び来日したシャウフェレはそこで祖父母と再会し、喜びの姿をSNSに投稿。ちなみに、7月には結婚も発表した。

■全英制覇に欧州チャンプ、モリカワの大躍進
2019年にツアーデビューしたばかりのコリン・モリカワ(米国)が20年の「全米プロゴルフ選手権」で初メジャー制覇を果たしたのは記憶に新しいところ。そんなモリカワが、さらに今年は輝いた。2月開催の世界ゴルフ選手権(WGC)で優勝、そして7月に行われた「全英オープン」でもメジャー2勝目。さらにはスポット参戦やメジャー、WGCのポイントが欧州ツアーのポイントレースにもカウントされ、さらには最終戦でも勝利し、米国人初の欧州年間王者に輝いた。

■2度のコロナ陽性も、悲願のメジャー制覇と世界ランク1位に君臨
ジョン・ラーム(スペイン)にとってはジェットコースターのような1年だった。4月に第一子が生まれると、6月の「ザ・メモリアルトーナメント」では3日目を終えて6打差をつける首位。ところが、コロナ陽性が判明し失意の棄権。そして、その2週後の「全米オープン」では、海外メジャー初出場を決めた。同地は結婚式も挙げた場所。思い出深い場所での勝利を喜んだが、出場を熱望していた東京五輪前にもコロナ陽性が分かり、出場を断念した。それでも世界ランキング1位に君臨。2022年はさらなる飛躍が期待される。

■欧州ツアーがDPワールドツアーに名称変更、世界戦略が加速
これまでヨーロピアン(欧州)ツアーの呼称で世界各国を旅してきた同ツアーが、『DPワールドツアー』に名称を変更。もともとは欧州をベースにアジア、特に中東エリアでの試合数も多く、UAEを拠点とする港湾管理会社のDPワールド社を冠に迎え、欧州外への進出とツアー基盤強化を目指すことになった。ちなみに、2022年4月には日本で共催試合も行う予定となっている。

グレッグ・ノーマンを中心としたグループが中東、アジアへの進出を画策
サウジアラビアの政府系投資ファンドと組んで新ツアー立ち上げを画策するグレッグ・ノーマン(オーストラリア)の動きが活発化し、話題を呼んだ。世界のトッププレーヤーを集めるもくろみは現在も進行中。新会社もスタートし、ゴルフ界やビジネス界の大物を招へいし、着々とプランを進めている。アジアンツアーへも20億ドル以上を投資し、年間10試合程度を開催するとした。

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