丸山HCは「世界ランク上位25人が本命になる。来るべきメンツが来る。実力差ははっきりしている」と戦況についての予想を立てている。世界20位の松山はもちろんその本命の一人になるが、同86位の星野が自国開催のメリットを生かし、いかに上位に食い込むか。世界基準で、「海外の選手にも負けない」と星野自身が語る飛距離も十分に生かし、列強に食らいついていきたい。
もちろん期待を持ってコースへ送り出すが、選手に対してヘッドコーチとして望むことは、「エンジョイしてもらいたい」ということ。おそらく一生に一回となるであろう自国での五輪という舞台を満喫してもらいたいというのが、一番の願いだ。舞台に不足はなし。チームジャパンの戦いがいよいよ幕を開ける。(文・間宮輝憲)