リドリー氏から電話でそのことを知らされたのはわずか10日前。初めてオーガスタナショナルGCの門をくぐってから45年が過ぎていた。
このニュースを知ったタイガー・ウッズ(米国)は「こんなに素晴らしいニュースはない」と喜びを語った。
来年4月、ジャック・ニクラス(米国)、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)とともに1番ティに立つ。エルダー氏は2週間ほど前に、自宅のあるカリフォルニア州サンディエゴのゴルフコースで滑り、ヒザを痛め、この日は杖を使ってコースを歩いた。
「来年の4月8日、ティショットを打つ準備は整っている」。エルダー氏の雄姿は、再び歴史的な瞬間になる。(文・武川玲子=米国在住)