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“青木とジャンボを足したような逸材” 日本人最高峰の松山英樹、6勝目に足りないものは?【PGAツアー公式コラム】

“青木とジャンボを足したような逸材” 日本人最高峰の松山英樹、6勝目に足りないものは?【PGAツアー公式コラム】

配信日時:2020年7月26日 08時00分

チャンスを存分に生かし、松山は2位に5打差をつけて圧勝。これにより11年の「マスターズ」出場権を獲得し、オーガスタナショナルでローアマに輝き、シルバーカップを日本に持ち帰った。松山はこの成功を「人生を変える出来事」と振り返った。

マスターズで予選通過できたことは、プロとしてプレーできると気づかせてくれた。10年のAACで追加枠に入れたのは運が良かった。最終ラウンドは緊張したが、優勝が決まるまで1打1打に集中できた」

当時の大会ディレクターを務めていたのが、現R&Aのアジア太平洋ディレクターのドミニク・ウォール。彼は日本の新星を讃えた。「1週間素晴らしいプレーをし、最後まで集中力を持続させた。開催国で優勝し、翌年はシンガポールで連覇した彼の才能と、今後の可能性が見られたのは素晴らしい経験だった」

続けて、松山の“運”についてこう続けた。「当時、日本からは世界アマランクの枠で藤本佳則、浅地洋佑、大田和桂介、宇佐美祐樹、伊藤誠道、川村昌弘の6人が出場していた。開催国の4枠を利用して英樹は出場したが、あの年に日本で行われていなければ英樹はプレーすらしていなかった!」

PGAツアーでシードを獲得するために膨大な時間をかける選手もいる中、松山は瞬く間に駆け上がっていった。13年シーズンは7試合に出場。「全英オープン」6位タイを含むトップ25に6度入り、非会員カテゴリーからシード権を獲得した。

「7試合だけでシードを獲れたのは嬉しい。11、12年のマスターズ予選通過は、ツアーで戦っていけるという自信を持つカギになった」と松山は語る。「オーガスタナショナルには感謝の気持ちでいっぱいです。アマチュアとしてマスターズでプレーする機会を頂き、プロとしてプレーする私の夢を叶えてくれた。AACでの優勝は僕の人生を変えた」

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