次のセクションでいよいよテスト。今度はフェイスシールドをしたスタッフから「窓を半分開けて、マスクで口を覆ったまま鼻だけだして」と指示を受け、そしてわずか5〜10秒ほどで鼻咽頭ぬぐい液を採取。「ハイ! 以上で終了です。結果は3日以内にメールでお知らせします」。滞在時間はわずか5分ほどだった。
ちなみに現在は結果を待っているところ。ちょっと緊張もするが、ツアーが中断したこの3カ月間、ほとんどを自宅で過ごしてきた。お陰で体調もよく健康な生活を送っている。とはいえ、無症状な『陽性』もあるので決して侮れない。ソーシャルディスタンスを守るとはいえ、トーナメント会場では多くの人と会うことになる。検査を受けても100%の安全が保障されるわけではないが、それでも会う人にも少し安心をしてもらえるかもしれない。
ワクチンや治療薬ができるまでじっと家に居るわけにもいかない。少しでも安全確認をしながらツアー復帰をしようと思う。(文・武川玲子=米国在住)
