NGF(ナショナル・ゴルフ・ファウンデーション)が3月末に全米1006コースを調査したところ、そのうちの74%が稼働中であることがわかった。そして7割以上が稼働しているという結果には、少々驚かされた。
とはいえ、すべてを「いつも通り」に稼働させているわけではなく、稼働中のゴルフ場の84%はレストランなどの飲食サービスを停止し、27%はクラブハウスを閉めるなどの対策を講じている。
USGA(全米ゴルフ協会)もゴルフを安全にプレーするための指針として「ピンフラッグを触らない」、「バンカーレーキを置かず、砂は足でならす」、「握手やハイファイブをしない」、「クラブやボールの貸し借りはしない」、そして「乗用カートは1台に1人」といった決まりを示しており、稼働しているゴルフ場は、そうした決まりをしっかり守りながら営業している。
コネチカット州のハンターGCというムニシパル(公営)のゴルフ場は、つい先日、あまりにも多くのゴルファーが押し寄せたため、「乗用カートは1台に1人」が物理的に無理となり、人と人との間の距離が保てなくなる(密集してしまう)と判断して、ゴルフ場を即座にクローズしたそうだ。
屋外のオープンな空間でプレーするゴルフは、米国の医療専門家からも「感染リスクは低い」、「サイクリングやウォーキングと同様、適度な運動として推奨される」といった意見が出されている。