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16番でタイガーコールを“黙らせた”松山英樹 終盤追いつかれ引き分けに「悔しい」

16番でタイガーコールを“黙らせた”松山英樹 終盤追いつかれ引き分けに「悔しい」

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2019年12月15日 17時06分

松山英樹 一時は大量リードも敗戦
松山英樹 一時は大量リードも敗戦 (撮影:ALBA)
<プレジデンツカップ 最終日◇15日◇ロイヤル・メルボルンGC(オーストラリア)◇7055ヤード・パー71

17番グリーンに上がってきた松山英樹とトニー・フィナウ(米国)。2人の姿を見て、観客のひとりが「面白くなってきたぞ」とつぶやいた。

タイガー・ウッズら米国選抜は大喜び【大会フォト】

シングルスマッチが行われた最終日。第2マッチでスタートした松山は、9番までに4UPと快走。このまま早々に勝負をつけるかに思われたが、突如として快進撃はストップ。11番の2打目、バンカーショットを3m弱につけて歓声を浴びたが、これを決められずにこのホールを奪われた。ここから4ホール連続で獲られ、16番を迎えた時点でオールスクエアまで追いつかれた。

16番に入ったとき、1組前ではタイガー・ウッズ(米国)が3&2でエイブラハム・アンサー(メキシコ)を撃破。グリーンはタイガーコールに沸き、星条旗がはためいていた。グリーン脇では、キャプテンの顔に切り替わったウッズがじっと後続の動向を見守っている。ピンとした空気が張り詰める中、松山が3mのバーディパットを沈めて再び1歩リード。力強く拳を握ると、会場は再び世界選抜の色に染まった。

1アップで迎えた17番パー4。ともにフェアウェイから放ったセカンドは、松山が7.5m、フィナウが4mに乗せて両チームのファンから再び歓声が巻き起こる。このホールを獲れば松山の勝利。ところが、バーディパットは決まらずオーバー。約1.5mのパーパットもカップ左をそれて目頭を押さえる。会場にはため息が響き、これで再び引き分け。勝負は最終18番までもつれこんだ。

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