遼、予選落ち危機…7H残してサスペンデッド

＜全米プロゴルフ選手権　2日目＞◇13日◇ウィスリング・ストレイツ(7,507ヤード・パー72)

　ウィスコンシン州にあるウィスリング・ストレイツで開催されている、米国男子メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」は、第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われたが、この日も霧のため約3時間遅れでのスタート。全選手ホールアウトできず2日続けてサスペンデッドとなった。

遼、4オーバーでスタートダッシュ失敗

　121位タイから第2ラウンドをスタートした石川遼は、2番でボギーが先行すると4番でもボギーを叩いて後退。6番で最初のバーディを奪い、ここから巻き返しを図りたかったが、直後の7番でボギー。前半で2つスコアを落とし後半に入ったが、11番でバーディを奪い意地を見せる。しかし、ここで日没サスペンデッドとなり2日目が終了。11番までを終了してトータル5オーバー暫定115位タイ。7ホール残した石川は、現時点での予想カットラインのトータル1オーバーには4打足りず、苦しい状況に追い詰められている。

　他の日本勢も苦境に立たされ、池田勇太は第2ラウンドを終了してトータル2オーバー暫定77位タイ。カットラインには1打足りない状況だが、他の選手の成績次第では決勝ラウンドへ進出できる可能性もある。藤田寛之は9ホールを残しトータル4オーバー103位タイ、平塚哲二は10ホールを残してトータル5オーバー115位タイ、小田孔明はトータル8オーバー133位タイとなっていて最悪の場合、日本選手全員予選落ちという危機を迎えた。

　暫定ながら首位に立ったのはトータル8アンダーのマット・クーチャー(米国)、1打差の暫定2位タイにはニック・ワトニー(米国)。タイガー・ウッズ(米国)はトータル1アンダー暫定37位タイの位置につけている。