攻めた遼、5バーディ・5ボギーに「僕らしい」

＜マスターズ　初日＞◇8日◇オーガスタナショナル・ゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)

　米国男子メジャー初戦「マスターズ」が聖地オーガスタナショナルGCを舞台に開幕した。昨年予選落ちのリベンジを期す石川遼はマスターズカラーであるグリーンのウェアで登場。初日から石川らしい攻めのゴルフを見せた。

　石川は1番、2番と連続バーディと派手にスタートするも、直後の3番でボギー、続く4番パー3ではティショットをギャラリースタンドへ打ち込みボギーとしスコアを振り出しに戻してしまう。それでも7番ボギーの後8番、9番と連続バーディ。「緊張していた」という序盤乱れたショットも復調し、1アンダーで後半へ突入する。

　しかし、出入りの激しい前半と一転して後半は我慢のゴルフ。10番ではセカンドが木に当たりパーオンならずボギー、15番パー5でバーディを奪うも、最終18番はセカンドのクラブジャッジミスからボギーを叩き初日はイーブンパーでホールアウトした。

　「僕らしいですね。もったいないのもあれば良いバーディもとれました。でも、今までどおりのプレーがオーガスタで出来て満足です」と石川は出入りの激しい内容の初日にひとまず合格点。スコアこそ伸びなかったがパー5で2度の2オンに成功させるなど攻めの姿勢を貫けたことに納得といった様子だ。「なんとかアンダーパーにしたかったですけど、それは明日にとっておきます。2日間で10個バーディを獲りたい」最後まで勢いを緩めることなく予選の扉をこじ開けてみせる。

1位：フレッド・カプルス(-6)
2位T：トム・ワトソン(-5)
2位T：リー・ウェストウッド(-5)
2位T：フィル・ミケルソン(-5)
2位T：Y・E・ヤン(-5)
2位T：K・J・チョイ(-5)
7位T：アンソニー・キム(-4)
7位T：ニック・ワトニー(-4)
7位T：イアン・ポールター(-4)
7位T：タイガー・ウッズ(-4)
7位T：リッキー・バーンズ(-4)