いよいよ海外メジャーの舞台！って入れない！？【記者AはじめてのWGC＆全米プロ＃9】

そしてレンタカーを借りていよいよコースへ。メディアの駐車場からシャトルバスを乗り継いで会場へと向かいます。高まる高揚感と緊張感。と思っていたら、ここで大問題が発生しました。

メディアの通路に入ろうとすると「バーコードを見せて」と女性の警備員さん（ウーピー・ゴールドバーグにちょっと似ている）。バーコード…だと…。そうです、取材申請が通りましたというバーコードの付いたメールを私は受信していなかったのです。そして、そのチェックを私は怠っていました。

つたない英語で「怪しいものじゃない。取材許可ももらっているんだ」と言っても通してくれません（まぁ確かに見た目が怪しくないかと言われると二つ返事でハイとは言いがたい風貌ですが…）。色々調べてもらいましたが、「とにかくバーコードを」との一点張り…。夜中の1時を回った日本にいる先輩をたたき起こして、「メールがきていない理由はないと思うんだけどな…ちょっと待ってて」と色々調べてもらいます。

まさかの大ピンチです。会社が高いお金を出してまでアメリカまで取材に行かせてくれたにも関わらず、取材すらできない…。何をやっているんだ、私は…。と、途方に暮れていると先ほどの女性の警備員さんが私のかばんを見て、「行っていいわよ」と言ってくれたのです。

そのかばんにはブリヂストン招待のときに荷物のセキュリティチェックを受けたタグが付いていました。世界ゴルフ選手権を取材したやつなら悪さは起こさないだろう、と判断してくれたのです。ああ、何という優しさ。天使に見えます。そしてタグをちゃんと外さない自分の杜撰（ずさん）さがとても愛おしい。その後も色々ありましたが、無事取材許可証をもらいました。明日からはこれで入れるそうです（先輩、起きてくれて 本当にありがとうございました。こんなに頼もしかったことはありません。お土産のグレード上げておきますね）。

そんなこんなで、ようやく入った先には人、人、人！ まだ月曜日だというのにギャラリーだらけで歩くのもままなりません。さすがは海外メジャー。練習ラウンドから上がってきた池田勇太選手らも、みんなサインをせがまれていました。2009年の覇者・Y・E・ヤン選手もすごい人気です！