昨年大会では、パー5で2オンしてイーグルパットに挑むだけでも「すごいこと」だったチャーリーくん。しかし今年は、もはや2オンは当たり前という様子。彼のゴルファーとしての成長には目を見張るものがあった。
だが、それ以上に「すごい」と感じたのは、父親の肉体を気遣いながらも、大観衆の面前で実力を発揮しながら試合を戦うという難行を、若干12歳で見事にこなしていたチャーリーくんの人間として、家族の一員としての成長ぶりだった。
きっとその様子は、世界中の子どもたちの手本になったのではないだろうか。
優勝こそ逃したものの、ウッズの交通事故からの復帰戦が、そういう形で有意義なものとなったことは、ウッズとチャーリーくんがゴルフの神様から授かった運命であり、宿命のように感じられてならない。
「今年の始まりは、グッド・スタートではなかったけど、今はいい形で今年を終えられる」
