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2000年生まれ世代の躍進続く…竹本梨奈が初優勝「やっと良い報告ができる」

2000年生まれ世代の躍進続く…竹本梨奈が初優勝「やっと良い報告ができる」

所属 ALBA Net編集部
標 英俊 / Hidetoshi Shimegi

配信日時:2021年11月15日 10時32分

ツアーファイナルを前にして、嬉しい初優勝を手にした竹本梨奈
ツアーファイナルを前にして、嬉しい初優勝を手にした竹本梨奈 (撮影:福田文平)
<第11戦 ACN チャレンジカップ 最終日(1日競技)◇11日◇東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県)◇6,309ヤード・パー72>

JLPGAプロテスト合格を目指す選手たちが経験を積む年間ツアーとして、2019年より開催されている『マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、グローバルゴルフメディアグループ株式会社、GOLF Net TV株式会社)』。2021年シーズン・第11戦『ACN チャレンジカップ』が、11月11日(木)に兵庫県の東急グランドオークゴルフクラブで開催され、竹本梨奈が田邉美莉とのプレーオフを制し、マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー初優勝を果たした。

正規のラウンドでは、最終ホールで見事なパットを沈めて4アンダーとし、優勝へ望みをつなぎ、プレーオフを制した竹本。

「(18番は)2打目を寄せきれなかったですが、絶対に勝ちたかったので“パターを決める!”という強い気持ちしかなかった。プレーオフは5回以上経験があって、緊張はしましたが苦手意識はなかったので“いける”という気持ちで挑みました。優勝が決まったときは、プロテストで結果を出せていないなかで、応援してくれている方々にやっと良い報告ができると思ったら、すごく嬉しかったですね」。

マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーは2021年第5戦『みちのくコカ・コーラ レディース』での初出場から、今大会まで7戦連続出場。「試合が少ないなか、毎ラウンドで課題を見つけていけたり、試合ができる幸せをかみしめながらプレーをしている。本当に良い経験になっています。第5戦に出場する直前のJLPGAプロテストがダメで…“この先、どうやってゴルフに向き合っていくか…?”を悩んでいたときに、このツアーに出場できることになり、“また頑張っていくしかない”と思えた。いまは前向きな気持ちを持って取り組めていますし、ライブ配信で自分が頑張っている姿を見てもらえることがすごく嬉しい。SNSでメッセージをもらうことも、このツアーのおかげで増えてきているので励みになります」。

新潟県出身だが、上達のために東北高校へ進学。第8戦「Sanrio Smile Golf Tournament」で優勝を争った1学年上の木村怜衣らと腕を磨いた。2000年生まれの同世代では、山口すず夏とは幼少期から親交があり、「すず夏ちゃんがアメリカで頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうと思えています」と刺激を受けているという竹本。もちろん来年以降のプロテスト合格が最大の目標だが、マイナビネクストヒロインゴルフツアーでは優勝賞金500万円がかかった最終戦が待ち受ける。

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