マイナビネクストヒロイン初優勝を果たした今綾奈〜戦友の存在、目指すゴルファー像

＜第9戦 PIM Ladies Tournament 最終日(1日競技)◇27日◇富士桜カントリー倶楽部（山梨県）◇6,246ヤード・パー72＞

JLPGAプロテスト合格を目指す選手たちが経験を積む年間ツアーとして、2019年より開催されている『マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー（共催：株式会社マイナビ、グローバルゴルフメディアグループ株式会社、GOLF Net TV株式会社）』。2021年シーズンの第9戦『PIM Ladies Tournament』が、10月27日（水）に山梨県の富士桜カントリー倶楽部で開催され、今綾奈が3アンダーで初優勝を果たした。

混戦模様の終盤に1打リードを奪い、優勝賞金50万円を手にした今。「ティショットが荒れていて、フェアウェイに3回しかいかず…苦しい展開でしたが、アイアンの調子が良く、リカバリーできていました。ピンを狙えないところはアプローチ、パターで上手くカバーできて、スコアをまとめられたことが結果に繋がりました」と、万全な調子ではないなかでコースに対応しつつ、勝利をつかみ取った。

マイナビネクストヒロインゴルフツアー2021では4試合目の出場で初優勝。「ファン投票枠での出場させていただいていましたが、結果を出せないもどかしさがありました。でも、そこを乗り越えないと良い報告ができないですし、きっとプロテストにも合格できない。しっかりと今大会に照準を合わせて練習を組んできたことが結果に繋がりました」と笑顔を見せた。

2021年度プロテストは2次予選で敗退となり、「下手にはなっていないはずなのに…」と自信を失いかけたが、「ここで優勝できたことで、自分を信じる材料にしていければ」と前を向く。

黄金世代といわれる1998年生まれで、多くの同世代がツアーの中心選手として活躍しており、自身も2019年にはTP単年登録選手としてレギュラーツアー3試合、ステップ・アップ・ツアーに19試合に出場し、経験を積んだが、プロテストの壁は突破できていない。