米ツアーに主戦場を移して4年目の西村優菜が1日、自身の今季開幕戦となる「ブルーベイLPGA」に出場するため、会場のある中国に向けて出発。前日2月28日には、大阪市内の住友生命本社で行われたチャリティー活動の「西村優菜 Birdie Donation for Future Supported by 住友生命」の贈呈式に出席し、今季に懸ける意気込みを語った。
年間ポイントランキング115位と低迷し、シードを手放した昨季の雪辱を期す1年となる今季の目標には当然ながら米ツアー初優勝を掲げる。「充実したオフを過ごせた。ショットは自分の強みとして戦っていきたいので微調整に頭を使ったし、アプローチの練習もけっこう時間を費やすことができた。いい準備をして、ちょっと自信を持ってシーズンに臨めると思っています」。
1月下旬から約2週間のタイ合宿を行い、沖縄でも調整を行ってきた。昨年12月のQシリーズ(最終予選会)を突破し、「カテゴリー15」の位置からの戦いとなるだけに、「前半戦が大事になってくる」とリシャッフルも見据えてのスタートダッシュを誓った。
日本勢のメダルラッシュに沸いたミラノ・コルティナ冬季五輪の開催時期はタイで合宿中で、「あまり見ることができなかった」と話したが、帰国後にリアルタイムでテレビ観戦したフリースタイルスキーの男子スキークロスで4位に入った古野慧の滑りに感動。「あれは泣いちゃいましたね。決勝は4人で滑って、3人がメダルじゃないですか。悔しい気持ちはすごくわかります。初めて見た競技だったけど、解説の方が体格差が出る競技だと話していたし、その中で頑張っている姿にすごく感動しました」。
西村は身長150センチと日本ツアーでも小柄だったが、飛ばし屋ぞろいの米ツアーでは、より飛距離の差を痛感してきた。そこを最大の武器であるショット力でカバーして戦っている自分の姿にも重ね合わせて、「すごく刺激になりました」と、これまで日本勢が1回戦すら突破したことのなかった同種目で大健闘したオリンピアに大きなパワーをもらった。
ようやく開幕する4年目の米ツアー。“金メダル=優勝”を目指す戦いが始まる。(文・臼杵孝志)
