例年、シーズン最終戦「CMEツアー選手権」の週に来季のスケジュールが発表される米国女子ツアーだが、8月末の「FM選手権」開催週に行われた選手ミーティングで、現時点での来季開催予定が伝えられた。そのなかで、4月第1週にラスベガスで開催された「アラムコ選手権」が消滅する見通しとなった。
昨年までは、米ツアー唯一のマッチプレー大会として「T-モバイル・マッチプレー」を行っていたが、T-モバイルのスポンサー終了を受け、アラムコを新たなスポンサーに迎えて新規大会として開催された。アラムコは、9月に連邦破産法を申請したLIVゴルフのグローバルパートナーを務めている。
また、「AIG女子オープン」(全英)の前哨戦として開催されている米欧共催「スコットランド女子オープン」も、来季は「PIFロンドン選手権」に取って代わられる可能性が大きくなっている。
PIFロンドン選手権は、これまで欧州ツアーのPIFグローバルシリーズのひとつとして開催。サウジアラビア政府系ファンドのPIFは、LIVゴルフに莫大な資金提供をするとともに、とくにLETツアーを中心に女子ゴルフにも大きく投資していたが、今年4月にLIVゴルフから撤退した。今後、女子ゴルフへの投資を続けるのかは不透明だ。
スコットランド女子オープンは、1980年代から欧州ツアーとして開催され、2017年から米ツアーとの共催大会となった。22年には古江彩佳が米ツアー初優勝を飾っている。欧州ツアーは「スコットランド政府からの支援もある。どうにか継続したい」としている。
米ツアーは昨年8月に新コミッショナーとしてクレイグ・ケスラー氏を迎えた。来季は香港、ハワイ島で新規大会の開催が決まっている一方、「クローガー・クイーンシティ選手権」と「ブルーベイLPGA」の終了が決まっている。(文・武川玲子=米国在住)
