ペンシルベニア州にあるソウコンバレー・カントリークラブで開催されている、米国女子メジャー「全米女子オープン」の2日目。トータル3アンダーとしたクリスティ・カー(米国)が単独首位。1打差の2位にはポーラ・クリーマー(米国)がつけた。上進出を狙ってスタートした宮里藍はスコアを3つ落としたが37位タイ。順位は変わらないまま決勝ラウンドに進むこととなった。
桃子、ショットが乱れ48位タイに急降下…
この日はINコースからのスタートとなった宮里。14番までパーが続いたが、15番で7メートルを沈めてバーディを奪い、良い流れを呼び込んだかに思えた。しかし、直後の16番で3パットをしてしまうとその後は苦しいゴルフが続いた。「心が折れそうになった」という18番では2日続けてのボギー。後半も2、3番で連続ボギーを叩き、さらには7番でもボギー。9番でバーディを奪ってホールアウトしたが、この日は3オーバー。上位進出を狙って臨んだ2日目だったが、トータル6オーバー37位タイのまま決勝ラウンドに進むこととなった。
この日早い時間帯にスタートした不動裕理は、いぶし銀のプレーを披露。2オーバーでスタートし15番で最初のバーディを奪う。16番でダブルボギーを叩いたが、17番ではセカンドショットがピンに絡んでバーディ。18番は3パットでスコアを落としたが、後半に2つのバーディを奪ってトータル2オーバーでホールアウト。難コースに後続の選手もスコアを伸ばせず8位タイに浮上してきた。
「とりあえずはホッとしました」と振り返った不動。常に淡々とプレーし、首位とは5打差で迎える決勝ラウンドにも「安全にやっていきたい。ラフに入ったら出すだけで冒険はしません」とプレースタイルを変える気持ちはない。平常心で上位進出を目指す。
