全英の舞台で久しぶりの快ラウンド。渋野日向子が8バーディ・2ボギーで回り、6アンダーの単独首位発進を決めた。早朝スタートの初日、出だしは3連続バーディのロケットスタートだった。
好スタートにこの笑顔 シブコのインタビュー動画
スタートから雨風に襲われ、1番は強烈なアゲンストの風。ここでティショットを右のセミラフに打ち込んだが、ライは問題なし。そこからピン左手前に乗せてバーディを奪った。短い2番ではティショットをかっ飛ばしてセカンドを手前4メートルにつけると、3番ではポットバンカーで狭くなったフェアウェイのセンターを捉え、今度は20センチにつけるスーパーショット。逃げ場のないリンクスコースを相手に、あざやかに先手を取った。
「もうやめようかと思った(笑)。寒かったですよね、カイロを3つ貼りました」というほどの難コンディションだったが、「風を楽しんだかな。強すぎるのでスイングのことなど考える暇もなかった。なのですごくボールと風に向き合えた」。とにかく風との友情を深めようと、毎ショットを必死に風に向かって打ち込んだ。
左ピン、右ピンとグリーン上の位置を見て、風を読み、大ケガのないように慎重に…。というわけでもなく、この日の渋野は大胆にピンを攻めていった。風に対して自身の球筋を考え、思い切ったスタンス、打ち出しを繰り返し、ピン筋に飛ばしていった。
