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西海岸は“嫌い?” 渋野日向子、パーオンとパッティングの相関性

西海岸は“嫌い?” 渋野日向子、パーオンとパッティングの相関性

配信日時:2022年4月26日 09時03分

明暗が分かれたこの4試合。下位に沈んだ2試合に共通しているのは、ともに西海岸特有のポアナ芝。芝目が強く、悪くいえば「でこぼこ」の状態で午後にはさらにそのコンディションが厳しくなる。

LAオープンでの4日間、渋野のパット数は一度も20台がなく、グリーン上で苦戦したのは明らかだった。「かすりもせんというのが多かった。合わないものは合わないと開き直っていました」。特に下りのパッティングでは打ち切れない、ラインに乗せられないという状況に悩まされた。不規則な転がりをするためラインに乗せにくく、強めにヒットすれば外れたときの返しに神経を使う。そんなポアナ芝対策はこれからだ。

ここまで6試合を見ても、パーオンしたホールの平均パット数は「1.78」で全体42位。ラウンドの平均パット数は「29.96」で全体85位と低迷。対してパーオンは74.16%で全体9位と、ショットは好調といっていい。とはいえ、つける位置も重要になってくるのが米ツアー。渋野の場合、アイアンは6番までで、160ヤード以上の距離が残った場合は、5番、6番と入れているUTを選択するケースが多い。LAオープンでは長い距離からも果敢にピンを攻めたが、硬いグリーンだとピンの奥につくことも多く、なおさら繊細なタッチが要求されるパッティングが残された。

また、バーディが獲りたいというパー5の3打目などでウェッジの距離感を合わせることもできなかったのがスコアを伸ばしきれなかった原因の一つ。グリーン周りの難しいライからのアプローチではスピンを効かせたり、高く上げたりと技はそろってきたが、肝心のショットで“バーディを獲りやすいライン”に乗せることが今後は必要になってくる。

今大会で優勝した畑岡奈紗もこLAのコースにはいいイメージがなかったと大会前に明かした。4年前の18年に出場して以来、回避してきた大会。それでも日に日に調子を上げて、最終日にはロングパットを3度目も決め、そのうち一つはダメ押しのイーグルパット。米ツアー6年目で対応力が備わっているのが畑岡。裏を返せば、それだけ米国の芝や環境に慣れるのは難しいことでもある。

「頭がパンクしますね(笑)。でも克服していけたらいいので、チャンレンジはしていきたいと思います」。初めてづくしの米ツアー。毎週壁にぶち当たり、ときにははまってビッグスコアを出す。そんな経験を繰り返し、渋野は米ツアー2勝目を地道に探っていく。(文・高桑均)

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