“第5のメジャー”と呼ばれるPGAのフラッグシップ大会は“荒れた”トーナメントとなった。悪天候のため大幅にスケジュールが遅れ、2日目を終えても全選手が最初の18ホールを終えられず、第1ラウンドが終了したのはスタートから54時間16分後の土曜日の午後という緊急事態。それでも月曜日に持ち越してなんとか72ホールを終え、優勝賞金4億円越えの戦いに終止符が打たれた。
手にしたのは第4ラウンドでスコアを6つ伸ばしたキャメロン・スミス(オーストラリア)。22年初戦の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」に次ぐ今季2勝目を挙げた。
1打差の2位にアニルバン・ラヒリ(インド)、2打差の3位にポール・ケーシー(イングランド)、3打差の4位にケビン・キスナー(米国)が続いた。
そのほか、ローリー・マキロイ(北アイルランド)はトータル3アンダーの34位タイ、世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)はトータル2オーバーの55位タイに入った。
松山英樹は初日、会場に姿をみせて練習を行うも、首から左の肩甲骨にかけての痛みによりスタート前に棄権した。