LIVゴルフ参戦でゴルフ界に衝撃を走らせたジョン・ラーム（スペイン）が13日、ラームの地元であるバスク州のビルバオで行われた『ダマ・ビルバイナ2023』の授賞式に出席した。

同賞はバスク州出身のスポーツ選手の活躍に送られる1839年から続く歴史あるもの。現地にはラームの予想に反して、TVカメラやレポーターが集まっていた。
 
大勢の取材陣に驚きを隠せず、「公のイベントに参加しないようにとLIVからとても厳しく指導されている」とラーム。「それはこの１週間、自分がゴルフ界に与えてしまった変化に、自分自身に課したことでもある」とし、「2月のLIVゴルフ開幕までは何もない。僕は許可されていない」と話したと地元紙が伝えている。
 
世界ランキング3位、2022-23シーズンのフェデックスカップランキングを18 位で終えたラームはLIVゴルフ移籍発表後、PGAツアーから「出場停止処分」を課せられた。「2月まではあまり表舞台には姿を見せないつもりだ」としたラーム。PGAツアーの2024年シーズン開幕戦、「ザ・セントリー」（１月４～7日）、「ザ・アメリカンエキスプレス」（1月18～21日）はディフェンディングチャンピオンながらも出場することができない。
 
なお、LIVゴルフの2024年シーズンは2月2日、メキシコのマヤコバで開幕する。（文・武川玲子＝米国在住）