1年の契約を残してブルックス・ケプカ(米国)がLIVゴルフから脱退したのは、昨年12月23日。そのケプカが1月9日、PGAツアーへのメンバー登録を再申請した。米スポーツ専門局『ESPN』が最初に報じ、他の米メディアも追随している。
サウジアラビアの政府系ファンドがバックアップする超高額賞金ツアーからの離脱から、わずか17日後。最後にPGAツアーでプレーしてからは、すでに3年半が経過していた。
12月には、LIVゴルフのスコット・オニールCEOがケプカの離脱について「円満に解決した」コメント。一方、PGAツアー側も「ケプカと彼の家族の成功を祈る」とのステートメントを発表している。
PGAツアーはLIVゴルフでプレーした選手に対し、原則として「1年間の出場停止」措置を取っている。ただし、ケプカと同じくLIVに所属していたハドソン・スワフォード(米国)が2024年に再登録を申請した際には、「再びPGAツアーでプレーできるのは2027年」と判断された経緯がある。
ケプカの再申請を受け、PGAツアーは今後、選手理事会などから意見を聴取するとみられる。ローリー・マキロイ(北アイルランド)は「LIVゴルフの選手がPGAツアーに復帰するのは構わない。彼らはお金を得たが、信頼を失うなど代償を支払った」と理解を示しているが、「何らかのペナルティーは必要」とする声も根強い。ケプカの処遇や復帰時期については、現時点では未定とされている。
昨年のLIVゴルフで未勝利に終わったケプカは、現在の世界ランキングは244位。2023年にオークヒルCCで開催された「全米プロ」を制しており、今季はメジャー4大会すべての出場権を保持している。(文・武川玲子=米国在住)
