10日、LIVゴルフは2024年シーズンもオーストラリアのアデレードで大会を開催することを正式発表した。

日程は4月26〜28日。今年と同じグレンジ・ゴルフクラブが舞台となる。同週にはPGAツアーの「チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ」が開催される。

アデレードは南オーストラリア州の州都で、オーストラリア南部に位置する。メルボルンから北西に約800キロで、南極海に通じるセントビンセント湾に面している。名前は19世紀のイギリス国王、ウィリアム4世の王妃アデレードに由来。

2023年大会はLIVゴルフの中でももっとも賑わった試合の一つ。スタジアムで囲まれた12番パー3は「ウォーターホール」と呼ばれ、PGAツアー「WMフェニックスオープン」の名物ホール16番パー3のような盛り上がりを見せる。バーではアルコールも提供されており、昨季はチェイス・ケプカ（米国）がホールインワンを達成して、お祭り騒ぎとなった。

前回大会はテイラー・グーチ（米国）が個人戦を制し、チーム戦は4エーシーズが勝利。大盛況に終わった。「LIVゴルフはこうあるべきだ」と話すのはCEOのグレッグ・ノーマン（オーストラリア）。「どの試合でもこれだけの盛り上がりになる」と来季に向けて意気込んだ。昨季アデレード大会の来場者数は7万7000人超で、41パーセントは州外からのギャラリーだったという。

なお、アデレード大会以外の日程はまだ発表されていない。（文・武川玲子＝米国在住）