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谷口徹のインパクトをイメージしたアドレス【連続写真】
谷口さんはアドレスの時点でインパクトの形をイメージしたハンドファースト。このまま腰を回せばインパクトできそうな感じです。いかにも打ちますよといった谷口さんのアドレスは、インパクトの再現性が高くなるので非常に良いと思います。
テークバックではヘッドを先行させて上げていきますけど、決して手上げではない。手首のコッキングが早いからそう見えるだけで、胸板はしっかり右に回っています。さらにバックスイングでの特徴がもう1つ。早めに右ヒジをたたむので、トップはコンパクトになりやすい。手首の運動量が多いからヘッド自体も大きく動いていますけど、腕の使い方は非常にコンパクトです。
この動きは『ショートアーム』というんですけど、世界ランキング1位のジョン・ラームが代表的。早めにコックして右ヒジを曲げると、トップの位置が小さくなりやすいのです。スイングは全然違いますけど、仕組み的には一緒。これもスイングの再現性を高めるポイントの1つです。
そして、谷口さんの切り返しに注目すると、体の軸がまったく右に倒れていません。体の右サイドの高さを維持することで体勢がしっかりして、振りやすくなりますし、ミート率が上がります。当然、クラブからボールへのエネルギー効率も高いのでボールが飛びます。
