ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

国内女子ゴルフ JLPGAツアー

ライブフォトなど多彩なコンテンツを配信!

華やかな女子ツアーの舞台裏…JLPGAが開催する『新人セミナー』で選手たちは何を学ぶ? 高3ルーキーは「税金」に興味

17~20日まで開催されているJLPGAの新人セミナー。ここで選手たちは何を学んでる?

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2025年12月20日 07時08分

高校生ルーキーの伊藤愛華は「税金」の話が印象に残った
高校生ルーキーの伊藤愛華は「税金」の話が印象に残った (撮影:福田文平)

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は、17~20日まで新人セミナーを行っている。19日には報道陣に、その様子の一部が公開されたのだが、この4日間で選手たちはどのようなことを学んでいるのだろうか?

【写真】 吉田鈴がスーツ姿で発表 新人セミナーの様子はこんな感じ

JLPGAの会員は、最低2度はこれに参加することが義務付けられている。今年メーンになるのは、昨年・今年のプロテスト合格者と、ティーチングプロ資格取得者たち。ここに、これまでに欠席した選手らも加わる。今年は123人が出席。スーツ姿で、座学が主体の講義を受ける。

例えば初日となった17日のメニューだけを見ても、『協会の歴史』から始まり、『スポーツ環境におけるハラスメントの傾向及び対応策』、『プロゴルファーに必要な税金の基礎知識』、『交通安全講和』…など多種多様だ。さらに『先輩プロに訊く』というプログラムでは、ツアー通算23勝で、長年、米ツアーでも活躍した横峯さくらが登壇。若い選手に自らの経験を語りかけた。午前9時30分に始まり、終了は午後6時55分と、休憩を挟みながらとはいえ、実に9時間以上の“時間割”が組まれている。

今年のプロテストにトップ合格した埼玉栄高3年の伊藤愛華は、「税金など難しい話もあって、すべてを理解できたわけではないけど、勉強になりました」と感想を話す。これから稼ぐ賞金などは、まずは両親が管理することになりそうだが、「プロとして私も父、母がやっていることを理解する必要はあると思いました」と自覚も芽生えた。

また、2日目に行われた『SNSとの向き合い方』という講義も興味深かったようで、「インスタ(グラム)の内容など、私が書こうと思ったことを、他の人は違う意味で受け取ることがあるということを学び、より確認してから投稿する必要がある」ということを確認。“新社会人”としての第一歩を踏み出す場所ともいえる。

12日まで行われていた「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」で優勝した18歳の藤本愛菜は、『アンチ・ドーピングの基礎知識』が印象に残ったと話す。「意外と知らないことが多く、身近にある薬もダメなものがあることを知ることができました。プロとして知っておかないといけない」と、驚きもあった様子だ。

知識を学ぶ場ではあるが、他にもこんな点が有益とも感じた。「グループワークをしたのですが、初めての先輩とも話せて良かったです」。ツアー生活をともにする他の選手たちとの交流を深める時間にもなったようだ。

この他にも、コンプライアンスや、犯罪被害に遭わないための方策、ビジネスマナー研修などが、各分野のスペシャリストから選手たちに伝えられた。最終日となる20日は、『魅力的なプロゴルファーになるための演出術』という講義が、丸一日、行われる。現在、活躍している先輩プロたちも、ここで社会人としての基礎を学んだ。プロゴルファーの裏側を垣間見ることができた。(文・間宮輝憲)

関連記事

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. DPワールド
    速報中

おすすめコンテンツ

関連サイト