2017年に「アース・モンダミンカップ」で2位に入るなど賞金ランク41位に入り初シードを獲得した新鋭・三ヶ島かなと、現役を退いてなお「ハマの番長」としてファンから愛され続ける元横浜DeNAベイスターズの三浦大輔の特別対談が実現。二人がオフに自主トレを行っているという神奈川県厚木市にある、大厚木カントリークラブにおじゃまし、ケアや息抜きの大切さについて語り合ってもらった。

三浦大輔（以下、三浦）：かなちゃんは一日どれくらい練習するの？

三ヶ島かな（以下、三ヶ島）：一日といいますか…、だいたい気の済むまでですかね。

三浦：すごいなぁ。

三ヶ島：それなので、体の動きとか調子がいいときはすぐに切り上げます。一時間くらいでやめるときもあるんですよ。そのぶん、「今日はトレーニングしよう」って、時間をそっちに回したりとか。逆に納得がいかなければ3時間、4時間と打っているときもあります。

三浦：僕の場合は、キャンプ中とかはピッチングしていて「今日はなんぼやってもダメだな」ってときは、スパってやめるときもあるし、ちょっと感じがつかめそうなときは「もうちょっともうちょっと」ってどんどん投げてしまっているときもある。ただシーズン中はそこまで、という感じかな。女子プロゴルフは毎週試合があるの？

三ヶ島：あります。シーズン中、一週間だけ試合がない週がありますが、それ以外は開幕してから最終戦までずっと試合があります。

三浦：すごいね！一週間空く以外は毎週あるんだ。

三ヶ島：そうなんです。そんなスケジュールの中でも、去年は出られる試合はすべて出ていたのですが、今年はちょっと休みを取りながらやろうかと思っています。

三浦：そうかそうか。全部出場するとなると結構しんどいもんね。

三ヶ島：休む勇気も必要かなと思うようになりました。

三浦：そうだよね。

三ヶ島：ですが、「休んでも何しよう…」ってなっちゃいます。

三浦：体の手入れとかは？

三ヶ島：それもいいかなと思うんですけど、コースにいない自分が不安で…、去年とかも試合日じゃない火曜日、水曜日でも休まずに常にコースにいました。

三浦：やっぱり練習していないと不安なんだ。

三ヶ島：不安ですね。

三浦：不安があるから自信が持てて試合ができるわけで、その気持ちは大事にしたほうがいい。でも、手入れはしておいたほうがいいよ。それも若いうちからね。若いうちは動けるし、回復力も早いから手入れをしなくてもできちゃうんだよ。だけど、若いうちから体のことを気にしてやっている人とそうでない人とで、まずは30歳の手前くらいから回復力などに差が出てくる。

三ヶ島：やっぱり早いうちからやっておいたほうがいいんですね。