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有村智恵が惜敗の中で見つけた、6年ぶりVへの手応えと課題

有村智恵が惜敗の中で見つけた、6年ぶりVへの手応えと課題

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年6月10日 18時32分

プレーオフで惜敗の有村智恵 6年ぶりの優勝へ決意を新たにした
プレーオフで惜敗の有村智恵 6年ぶりの優勝へ決意を新たにした (撮影:米山聡明)
宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 最終日◇10日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,525ヤード・パー72)>

2012年の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」以来となる6年ぶりの優勝にはあと一歩届かなかった。「宮里藍 サントリーレディス」最終日、有村智恵はトータル16アンダーまで伸ばし、成田美寿々とのプレーオフに挑んだが、4ホール目で破れた。

【写真】バーディパットを外し驚きの表情を見せる有村

3日目を終えて首位とは3打差の5位タイ。目標のスコアは設定せず、「やることをやるしかない」と目の前の一打に集中し続けた。前半9ホールを終えて「いい位置にいるなと。攻めて行こう」とギアチェンジ。4ホールで2つ伸ばすと、15番ではピン左3mを入れてバーディ。さらに17番パー5では3打目を1mにつけて、首位を走る成田に追いつく。だが、18番で決めれば単独首位という5mのパットを外し、勝負はプレーオフへ。

ともに1ホール目をパーとした2ホール目に、大チャンスがやってくる。2打目を1.5mにつけると、成田は7mのバーディパットを決められず。決めれば優勝。お膳立ては整ったが、最後に左へ切れるはずのボールは右に行ってしまう。「自分では思ったところに打てたのですが…微妙なところに切ってあるのは分かっていました。フックだと思ったらスライスしました」。決着が持ち越された4ホール目。パーとした有村に対し、成田がバーディパットを沈めた瞬間、つかみかけたカップが手からスルリと逃げていった。

優勝には届かなかったが、表情には充実感がにじんでいた。「今週はショットが良くなくて、調子でいえば3割程度。でもその中でゴルフを作れて、獲らなければいけないところで獲れた。こういうゴルフを続けられたらいいプレーができると思う」。強い言葉で続ける。「優勝は近づいている感じがします」。

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