「中京テレビ・ブリヂストンレディス」熱戦を振り返る〜大会3日間LIVEPHOTO
■ バランスの良いスイングをする選手が多い韓国勢のなかで「100%フルスイング」は珍しい
初日は蒸し暑い気候、2日目は強い風が選手たちを苦しめたが、最終日は気温も風も比較的弱まり、伸ばしあいの展開に。春先の固く締まったグリーンから、徐々にコンパクション(グリーンやフェアウェイの硬さを示す尺度)の数字が落ちてくる5月末は、バーディ合戦が増えていく時期で…
「5〜6打差でも十分にチャンスはあった。勝利に手が届く位置にいた選手たちは、”トータル12アンダー”を優勝ラインを設定していましたが、ヒギョンさんはトータル13アンダーと”想定”よりも1つ抜け出したので、誰もが納得の勝利だと思います」
最終日の優勝争いは、アン・ソンジュ(韓国)が前半から猛チャージをかけ、テレサ・ルー(台湾)、上田桃子、そして地元愛知の穴井詩ら役者が揃った。これまでのヒギョンなら押し切られる形で崩れるパターンになっていたかも知れないが、パッティングの成長と、雰囲気作りが上手い先輩とのペアリングが勝利の要因だと、辻村氏は分析。