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【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】全米女子オープン最終予選で見えてきたもの

【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】全米女子オープン最終予選で見えてきたもの

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2018年5月16日 17時25分

男子も女子も、現地米国でオープン最終予選を取材したことがある。そこで改めて実感したのは、ナショナルオープンに対する選手たちの強い気持ちだ。男子の場合、メジャー優勝経験者でオープン出場資格を失った者たちが、必死でプレーを続ける。少ない本戦切符を争うため、日没直前まで文字どおりサドンデスのプレーオフを行うことも多い。必死でプレーする彼らの姿に感動すら覚えたものだ。

女子でそこまでの光景は見られなかったが、それでも、今年の最年長エントリーは62歳のローラ・ボー(米国)。かつてのアイドルプレーヤーが、予選から挑んでいる。09年全英女子オープン優勝のカトリーナ・マシュー(スコットランド)の名もある。それほど、全米女子オープンに出場したい気持ちの強い選手は多い。

昨年の日本女子ツアー賞金ランクトップ5は本戦出場権を持っているため、予選に出る必要はない。だが、それ以外はみな、挑んでもいいくらいの試合、それが全米女子オープンなのではないだろうか。当然日本ツアーのトップクラスの選手も出場はしているが、寂しい限りだ。

ゴルフは基本的には個人競技。出場する試合も、試合に対する姿勢も、それぞれが自分で決めればいいものだ。日本女子ツアーはシーズン中ほとんど毎週、試合があり、今年からリランキング制度も始まっている。自分のホームツアーを大切にするのは悪いことではないが、だからといって、それを理由に、より厳しく大きな舞台への挑戦権すらつかもうとしないのは、アスリートとして自ら限界をつくり出しているようなものだ。

「世界基準」を高らかにうたい、それを目指している日本ツアーが、あまりに恵まれてしまったため、そこに安住する選手が増えてはいないだろうか。将来が心配になって来る。(文・小川淳子)

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