【スイング解説2018】実力者の中でも仕上がりの良さを感じるアン・ソンジュ
トータル11アンダーで並んだ二人がプレーオフに突入する一騎打ちとなり、一ホール目でバーディを奪ったソンジュが激闘を制して幕を閉じた。トップ二人が見せた決戦。上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が掘り下げる。
■二桁スコアは実に2010年ぶり! 勝負の分かれ目は風に苦戦した初日
今年を含めて7年連続プレーオフ決着と、肉薄した戦いが見どころの本大会。今年はトータル11アンダーまで伸ばした鈴木対ソンジュの戦いとなったが、トップのトータルスコアが二桁を記録したのは、実に2010年以来となる。
「冬の寒さもあるし、風が吹くコースだから、ハイスコアにならないイメージのコース」とは辻村氏。特に今年は、初日に約13メートル/秒の風速が選手たちを苦しめた。第1ラウンド終了時点で、アンダーパーはトップに立った佐伯三貴(3アンダー)を含めて4人のみ。ソンジュは1アンダー・4位、鈴木はイーブンパー・5位タイで終えたが、今大会の勝敗を分けたのは初日だと辻村氏は語る。