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【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】パー3コンテストの宮里藍を無視?LPGAのPR機会ロス

【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】パー3コンテストの宮里藍を無視?LPGAのPR機会ロス

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2018年4月12日 12時12分

USLPGAが、Facebookで写真入りで紹介しているのとは雲泥の差。同じタイ出身のキラデク・アフィバーンラトのキャディをしたアリヤ・ジュタヌガーンと宮里の姿は、きちんと、USLPGAという組織と、そこに関わる選手のPRに一役買っている。日本のLPGAでも、宮里と古閑を“使って”同じことができたはずだ。

LPGAの“PRベタ”は、今に始まったことではない。主催イベント以外で選手が表彰されても、ごくごく一部を除いてほぼ知らん顔を決め込んでいる。メンバーの活動は、おかしなものでなければできるかぎり紹介すればいいし、SNSももっと積極的に使うのが“イマドキ”だろう。

日本では、男子に比べて女子ツアーの人気が高いと言われているが、それもごく一部のゴルフファンの中でのことに過ぎない。ゴルフ人口減少が叫ばれる中で大切なのは、既存のゴルフファン以外にいかにアピールしていくかということだ。マスターズ初出場の兄を、実績十分なプロである妹がサポートする、プロゴルファー同士の夫婦で、妻が夫のバッグを担ぐ。これは、ゴルフをしない人でも、十分楽しめる話題のはずだ。

情報収集についても心もとない。ネット普及で海外のニュースもオンタイムで分かるようになっているのに、それについて尋ねるとわかっていない。情報が様々なカギを握る現代社会において、収集についても、発信についても理解度を高めなければ将来が危ぶまれる。ゴルファーの裾野を広げるチャンスを見送り、世界の情勢とはタイムラグがあるのでは、その向かう先は不安でいっぱいだ。(文・小川淳子)

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