すでに日本ツアーに参戦しており、現在シードを保持しているペ・ヒギョン、ユン・チェヨン(ともに韓国)、フェービー・ヤオ(台湾)といった単年登録選手も安心していられない。18年から制度が変わり、シード権を得た単年登録者は正会員へとなれるようになったが、このまま1度でもシードを獲得できなければ職場を失う。シードを持っていないアン・シネ(韓国)らはより戦々恐々だろう。
17年に日本ツアーに初参戦し、賞金ランキング35位に入ったユン・チェヨン(韓国)は「協会が決めたことなので。優勝かシードを獲って入会できるように頑張ります」とコメント。今後プロテストを受験することに関しては「だめならそういう選択肢もあるかもしれません」と話している。
今回の制度改革に対し、日韓両ツアーに精通している関係者は「LPGAの詳しい意図は分かりませんが、私は正会員をたくさん増やそうということとともに、海外からの門が狭くなったと感じます」と話す。
「正会員になれなければQTを受けられないとなると、日本に来たい選手は基本的にプロテストを受けなければいけなくなりますし、正会員であればさまざまな規約がありますから、他のツアーとの両立が難しくなります。それを踏まえるとこれから日本ツアーに参戦しようとする若い選手は減るのではないでしょうか」
続けて、日本ツアーに海外選手が多く参戦したことでの効果を話す。