【連続写真】カナダの妖精はダイナミック!長尺ドライバーから繰り出す飛距離
米女子ツアーで今季2勝を挙げ、賞金ランキング6位となったブルックさんです。まだ20歳と若い彼女ですが、すでにメジャーでも勝っている実力者です。
手足が長いだけあってダイナミックなスイングですね。しかも短く握っているとはいえ、ツアーでは滅多に見かけない48インチのドライバーを使っているため、よけいに迫力を感じます。よほど飛距離にこだわりがあるのでしょう。スイングスピードが速く、ありとあらゆる場所のエネルギーを使っているように感じます。
ただ、体を大きく使うというよりは、小さく使ってスイングするタイプのようです。両ヒジや手元を自分の体からできるだけ離さずにスイングするイメージです。クラブヘッドで大きな円を描くことでスピードを出すタイプもいますが、彼女は小さく円を描くことによって、ヘッドスピードを上げるタイプです。手元の動きを小さくして、クラブを体に巻き付けるようなイメージですね。
飛球線後方からの写真を見ると分かりますが、ダウンスイングは今年の「マスターズ」を制したセルヒオ・ガルシア(スペイン)を思わせるぐらいに、手元が少しも前に出ていません。左腕が真下を向いています。普通の人だと、手元がもっと前に出てしまうだけに驚きです。これだけ低い位置に両手を下ろせるということは、上体の向きや、胸のラインが相当右を向いているからでしょう。胸が開いていたら、絶対にこの低い位置には両手は下ろせません。