【スイング連続写真】コンパクトさで飛ばす!体のバネをフル活用した畑岡のスイング
今季は国内ツアーで10試合に出場し、2勝を挙げた畑岡奈紗さんですが、18歳らしいアグレッシブなスイングですね。跳躍力など、体のバネを全力で使っている印象を受けます。よくいいスイングについての話をしますが、どんなに形がよくても、生きたスイングをしていなければ意味がないと思います。畑岡さんのスイングはまさに生きています。特に、腕の振りの速さと足の力強さ、このコンビネーションがいいですね。ダウンスイングではクラブヘッドが低いところから入ってきて、しっかりと右足で地面を蹴り上げています。低重心で地面をつかむように蹴ることで、大地のエネルギーをしっかり使えています。
スイング自体は非常にコンパクトですね。クラブが体の正面にあり続けるような体の回し方をしていますが、リストワークのうまさを感じます。けっして大振りするのではなく、コンパクトなスイングの中でしっかりと腕を振っています。スイング中に力を入れるところ、抜くところ、安定させるところをきちんと理解していると思われます。
また、彼女がシーズン中にランニングしているところを見かけますが、“速い”スピードで走り込める選手はそれほどいないでしょう。さらに、スイング中、両ヒザの間隔をキープしているのがいいですね。まるで両足の間に大きなボールを挟んだままクラブを下ろしているようです。両ヒザに余裕を持たせ、両ヒザの間隔を変えないメリットは、重心が上がらないことです。その分、ボールをしっかりととらえることができます。インパクトで自分の体重を乗せやすいので、自分のエネルギーをロスすることなくボールに伝えることもできます。
大きなフォロースルーを出すタイプではありませんが、その分、両ヒジが体の近くにあります。これもコンパクトなスイングに見える要因です。フォローが小さいと飛ばないと思うかもしれませんが、畑岡さんはヘッドスピードでそれを補っています。にもかかわらず、フィニッシュのバランスがものすごくいいことに驚かされます。まるで素振りのときのようなバランスで立っていられるからこそ、ショットの安定感があるのでしょう。