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プロコーチ辻村明志が断言 女王争いで1番調子が良いのはこの選手!【緊急連載〜女王の行方〜】

プロコーチ辻村明志が断言 女王争いで1番調子が良いのはこの選手!【緊急連載〜女王の行方〜】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2017年11月18日 07時31分

2人のパッティングの調子が悪いのは、精神的な影響からくるものだという。「自分の思った感じで打ててないですね。弱くなってショートするし、それを考えて打たないと思えばパンチになる。自分の一定のリズムがとれてない。自分本来のタッチで打てていない」。その原因は手先で調整してしまっていること。ハヌル、ミニョンのフォロースルーが、好成績を残していた頃とはかけ離れているのだと話す。「ハヌルさんもミニョンさんも最後の部分で、手で距離感を合わせにいってしまっているからタッチが合わない。小手先ではリズムが狂いやすいですから。鈴木さんはその点、自信を持って身体の中で打てている。だからショートパットは決まるし、ロングパットのタッチも合う」

対して、鈴木のパッティングに自信を生み出しているのは練習量。「鈴木さんのパッティング練習は、もはや練習というよりも修行に近い。だれにも負けないという強い気持ちは、メンタルが強いと言われることの多い韓国勢に負けないものを感じます。パッティングでは、失敗を恐れてたら中々しっかりとボールをヒットできないし、叩けない。打つ前の不安はいらない。1打というものに集中しきる。それができているのが鈴木さんです」

2人とは逆に、パットが入っているからショットへのプレッシャーが少ない。だから寄る。そんな好循環の中にいる鈴木を、辻村氏は女王候補筆頭に挙げた。

解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとして、チャレンジツアーで最高2位などの成績を残した。2001年のアジアツアーのQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦。コーチ転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子藤崎莉歩小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場での愛称は“おにぃ”。

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