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“大人になった”穴井詩 飛ばし屋2人とのペアリングも勝利を後押し【辻にぃ見聞】

“大人になった”穴井詩 飛ばし屋2人とのペアリングも勝利を後押し【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2017年7月25日 19時41分

“大人”のゴルフでツアー2勝目を挙げた穴井詩(右から2番目)
“大人”のゴルフでツアー2勝目を挙げた穴井詩(右から2番目) (撮影:佐々木啓)
全選手がハーフターンをした時点で2打差に6人がひしめく混戦となった「センチュリー21レディス」。最後に頭1つ抜けたのは穴井詩。ボギーを打って並ばれた直後にバーディを奪い勝負を決めた。初優勝から1年を経てさらに強くなった穴井のプレーの深層を、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が語る。

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■勝因は大人になれたこと 飛ばし屋2人とのペアリングも良かった
昨年まで行われていた静岡県の伊豆大仁カントリークラブから、滋賀県にある瀬田ゴルフコース 西コースへ舞台を移し開催された今大会。昨年までのアップダウンの激しいコースから一転、フラットなコースへと変わったことに加え、フェアウェイが広く、またややウェットでランが出にくくなっていた。また、4つのパー5の距離が比較的短く、グリーン周りに持っていける選手がより有利に。結果、飛距離の出る選手が上位に名を連ねた。

中でも最終日最終組は「全米女子オープン」でドライビングディスタンス1位となった葭葉ルミをはじめ、川岸史果、そして穴井とツアー屈指のパワーヒッターが共演した。このペアリングが穴井の優勝に大きく影響したと辻村氏。

「穴井さんと言えば飛距離の出るドライバーも魅力ですが、何といってもアイアンの巧い選手。分厚いコンタクトで“飛んで止まる”。例え固いグリーンでもバックスピンをかけられる数少ない選手の1人です。1ラウンドで2回はピタッとつけて“お先に”バーディを奪えるほど。ですが、今年の開幕からそのショット、特にドライバーの調子が上がってこなかった。軽く振ってみたり、バランスディスクに乗ったり色々工夫していましたが、中々バランス良く振れるようにはなっていませんでしたね。そんな中でアース・モンダミンカップくらいから調子が上がってきて、少し“大人なスイング”と言うか、無闇にフルスイングするわけではなく力感を出しすぎないショットができるようになってきていました」

葭葉、川岸というツアー屈指の飛ばし屋と同組になっても、“大人”を貫けたことが勝利の要因だという。「渋谷一英キャディの“10ヤード置いていかれても熱くならずに戦おうぜ”というアドバイスもあって、頭もスイングも終始落ち着いていました。パー5でも無理に2オンを狙わず“3打目をどこから打つのがベストか”を心がけていましたね。逆に言えば自分よりも飛距離の出る2人とのラウンドだったからこそ、飛距離ばかりを考えることなく、冷静に軽く運べるショットが打てたのかもしれません。そうやって後ろから2人にプレッシャーをかけ続けた、我慢の勝利ではないでしょうか」。

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