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【WITB】テレサ・ルーのクラブに見るスコアメイク術

【WITB】テレサ・ルーのクラブに見るスコアメイク術

配信日時:2017年6月21日 17時11分

リカバリー率10位と高いアプローチ技術を誇るテレサ・ルー
リカバリー率10位と高いアプローチ技術を誇るテレサ・ルー (撮影:鈴木祥)
 「ニチレイレディス」で早くも今季ツアー2勝目を挙げ、賞金女王も視野に入ってきたテレサ・ルー。今回の試合前にはPWと9Iの距離差を埋めるなど、スコアメイクのポイントはウェッジだった。

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 テレサのウェッジの番手は50度、54度、58度の構成。その中でも「ポイントとなるのは54度のウェッジ」とキャロウェイのツアー担当者はいう。スコアメイクに大切な100ヤードを打つ54度を中心に、4度刻みでロフトを構成して、距離の階段を作っているという。

「ツアープロはみなそうだと思いますが、100ヤードを打つウェッジを決めて他のロフトを設定します。テレサ選手は54度がそれに当たりますが、女子プロはだいたいロフト52〜54度で100ヤードを打ちます。アマチュアの方とヘッドスピード的にも同じくらいですね。もちろんツアープロの場合、テレサ選手がPWのロフトを立てて9番との距離差を調整したように微妙な調整は日々行っています」(キャロウェイゴルフ担当者)

 また、テレサのウェッジのシャフトにも真似すべき点があるという。テレサが使用するシャフトは、ウッドからアイアンまで全体的にヘッドスピードの割りにはやや軽め。「彼女はむりなく振れるシャフトを好みますが、ウェッジだけはやや重めを使用します。女子プロの場合、ウェッジはアイアンシャフトと同じ重さのシャフトを使う人と、テレサ選手のようにやや重めを使う人に分かれます。同じ重さを使う人は、手元で操作して技を多用したい人。やや重めを使う人は彼女のように体の回転で振りたい人が使う傾向です」(キャロウェイゴルフ・担当者)

 ウェッジを重くするテレサのセット術は、アマチュアにもオススメなのだとか。クラブの重さを感じて振れるため、手打ちにならずにインパクトの再現性が高まるという。

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