「ダイキンオーキッドレディス」で2位、「アクサレディス」で3位と今季あと一歩のところで優勝を逃している川岸史果。今週もトータル1アンダーの5位タイと好位置で決勝ラウンドに駒を進めた。
【スイング解説】父譲り!?“飛ばし要素”が満載の川岸史果
ナイスカムバックだった。INから出た川岸はパープレーで折り返したが、1番、2番と連続でバンカーの目玉に入れてダボとボギー。一気にスコアを3つ落とす。
だが、強靭なツアールーキーは動じなかった。「2つともついてなかったけど、ダボも7mのパットを決めてのものだったので、パターはいいなと気持ちを切り替えて次からピンを狙えました」と3番から立て続けにピンに絡めて3連続バーディ。借金を一気に完済してトップ5へと舞い戻った。
もう1つ川岸を落ち着かせたのが雨風が強い悪天候だった。「この環境ならみんな崩れるから、伸ばさなくても大丈夫だと。2オーバーくらいならまずまずと思っていました。それに私は飛距離が出るので、他の選手よりも短い番手を持てる。雨はそんなに嫌いじゃないですから」。多くの選手が苦しむ難コンディションを味方につけて、上位へと進出した。