父からの教えで一番大事にしていることは「人間は良いとき悪いとき色んな状況がある。そういったときにちゃんと自分で自分の心をコントロールしなさい」ということ。今も胸に刻んで行動するようにしています。

　対して母はすっごく家族を大事にする人。いつも自分よりも家族を中心に考えていて、自分を犠牲にしてるというか家族のためにすごく頑張ります。そして、とても料理が上手。特にカルビチムという肉を煮込んで作る韓国の伝統料理は作るのが難しく、上手い人じゃないと肉が硬くなったりするのですが、とても美味しく作ってくれます。ご飯ととても合うんです。って、またご飯の話になってしまいましたね（笑）。

　韓国にいるときはそんな両親に、毎年カーネーションをプレゼントしていましたが、今年は日本にいるから何もあげられないです。でも今年の5月8日はメジャー大会の『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』最終日。一生懸命プレーして、良い成績を両親に送りたいですね。ショットの調子も良いし、体のコンディションもいいので頑張ります！

■プロフィール
キム・ハヌル（金・ハヌル）/1988年12月17日生まれ、韓国出身。小学5年生でゴルフを始め、高校3年生のときにプロ転向。下部ツアーからキャリアを重ね、11年、12年には韓国ツアー賞金女王に輝いた。15年からは日本ツアーに参戦。同年9月に行われた「マンシングウェアレディース東海クラシック」で早くもツアー初優勝。今季はさらなる活躍が期待される。端正な顔立ちに加え、スラリとしたルックスはしばしば「女優のようだ」と評され、“スマイル・クイーン”の愛称で親しまれている。イ・ボミは同い年で大学の同窓生。170cm・58kg。