【解説】クラブを体に巻きつけるように振るシンプルフォーム!森田理香子スイング連続写真(計11枚)
ツアーのなかでも飛距離が魅力の選手だがツアープロコーチの辻村明志氏は「リストワークが非常に上手く“ゆったりとしなやかにスイングをする”にも関わらず大きな飛距離を出せるのは、パワーのタメ方が上手く、体幹がとても強い森田ならでは」と評す。
「アドレスのスタンス幅を狭くとっているのは、左右の体のブレをなくして小さな移動のなかで大きなエネルギーを生み出すことが目的。その場で回転するイメージですね(辻村)」
体重移動を大きく使うというよりも、背骨を中心とした左右対称の回転運動でフィニッシュ直前までしっかりと頭を残して、クラブを体に巻きつけるようにシンプルに振るのが森田のスイングフォーム。力の抜けたバランスの良いフィニッシュが、彼女のスイングバランスの良さを象徴しているという。
「スイングテンポが速く、頭を残せず、フィニッシュが上手く立てないアマチュアの方は、遠くの景色が平行に見えるようバランスの良いフィニッシュを3秒間とることからスイングを考えても良いのではないでしょうか」と辻村氏。森田のようなスイングは難しいもののバランスのよいスイングを手に入れるためには試してみるのはどうだろう。