言葉では言い表せないほどの悔しい敗戦。だが、その中で見えてきたものがあるという。「去年のレギュラーツアーで良い優勝争いをさせてもらって。でも優勝に届かないのは何かというのをシーズン終わってからすごく考えていたのですが、まずはメンタルというのが見えてきた」。
そう感じさせたのは負けが決まった瞬間に他ならない。佐藤が優勝を決めた瞬間、青木はすぐにグリーン上から消え去った。「あの時、悔しい気持ちが先行しちゃって逃げるようにキャディバッグの方に引いてしまった。でもホントなら、絵美さんに寄って“おめでとうございます”って言えるような精神状態じゃないとダメなんですよね。勝てる選手になるためには、そういう行動がとれる精神力が無いと。また1つ勉強になりました」。
今後は25日までグアムで過ごし帰国。その後ハワイで10日ほどの合宿を行い開幕に備える。今日学んだこと生かす場所、そして悔しさを晴らすのはレギュラーツアー。そう誓ってクラブハウスに別れを告げた。