今年プロテストに合格した新人プロのみが出場する『LPGA新人戦 加賀電子カップ』。度肝を抜く飛距離を披露したのが1アンダー10位タイにつけた鈴木麻綾だった。
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三重県出身で今年20歳となった鈴木は、パワフルなビッグドライブが持ち味で、昨日の練習ラウンドでも「キャリーで260ヤードくらい飛ばした」と飛距離で同期を圧倒していた。初日のラウンドでも「思いっきり振ったのは2度」ながらも存分にその存在感を見せつけた。
そんな鈴木は今年のプロテストでも武器を最大限に活かした猛チャージで、最終日には記録の残る96年以降の最少スコアとなる“64”を記録。初日の97位からの大まくりでライセンスを掴むと同時に今大会への出場権を得た。
もともと飛ばすポテンシャルはあったという鈴木。ゴルフを始めた小学6年生の時に、スイングも固まっていない中で200ヤードを計測。当時教えてもらっていたコーチが「俺より飛ぶんちゃうかな」と感じるほど。その後も体力の向上、スイングの上達などメキメキと力をつけて、飛ばし屋として頭角を現した。